月報 2012 8月

タイトルをクリックしてください        

大震災チャリティーコンサートの成功を喜ぶ(1)ー伝書鳩のようにー

大震災チャリティーコンサートの成功を喜ぶ(1)
―伝書鳩のようにー

菱沼いずみ

ハレルヤ!主の御名を賛美します。
今年の春から祈りつつ備えてきた、東北復興支援チャリティーライブ「THE SOWER」を無事終えることができ、感謝です。
 今回は昨年と違い、高砂文化会館という大きな場所をお借りしたり求道者である地域のミュージシャンの方々や学校の方、同じく広報や協賛という形で参加して頂くことになりました。関西での被災地との心の温度差を少しでも縮めたいのと、教会外の場所で地域の方を巻き込むことによって高砂教会の扉がもっともっとopenになっていけばいいな、というビジョンがありました。
規模が大きくなることで、予算やスケジュールなど、色んな面で課題が浮かび上がってきて自分が京都に居ることで、なかなか地元で思うように動いたり進めたり出来ず、不安になることも多々ありました。その時主から頂いた御言葉が「主は世界中至る所を見渡され、御自分と心を一つにする者を力づけようとしておられる。歴代誌下16:9」でした。被災地である東北で出逢った人達の顔、関西に在る愛する家族兄弟姉妹の顔を全て大きな大きな御手の中で守って下さっていることを覚え、平安と力が沸いて来ました。
コンサート当日は猛暑の中、延べ900人近い来場者に恵まれ、義援金総額は482,087円になりました。大舞台でデビューを飾った楽器クラスの賛美をはじめ、沢山のミュージシャンの心温まるパフォーマンスに、うっかり出番を忘れて泣いてしまうほど舞台袖で感動したりしていました。これは、楽屋での裏話になりますが、本番前の準備祈祷を出演者全員で行った後のこと。参加して下さった、地域のあるミュージシャンの方が楽屋で「こじまさん、みんなで手をつないでお祈りしたらすごく気持ちが近くなるんですね。実は大きなステージで緊張していたんですが、なんだか大きなパワーが溢れてくるのが分かりました!」と仰ってくれました。彼女はコンサートの後も、お祈りの仕方を教えて下さい、と聖堂へ導かれたそうです。
コンサート後のアンケートやメールにも「心があたたまるコンサートでした」「スタッフの方々の笑顔が印象的で嬉しかったです」という言葉を頂きました。実行委員の籠谷姉が作成してくれた「THE SOWER」のイベント名が入ったスタッフTシャツを着て心からの奉仕をして下さった教会員の仲間の笑顔。それを通して、来場者の中にもイエス様の愛が沢山手渡されていくような気がしました。
こうして託された義援金を持って、8/13からの第4次ボランティアで宮城県仙台市に拠点を持つ東北宣教センター「エマオ」にて復興支援のボランティアワークにお邪魔して来ました。個人的に前回5月に訪れた時に株付けされていたトマトが実をつけ、仮設住宅の方の心模様も刻々と変化していました。瓦礫だった所に草が生え、海岸は穏やかで、でも「復興」という言葉にはまだほど遠い街。愛する地元高砂に本当に良く似た海沿いのこの街の風景を、高砂教会のチームと共に心に焼き付けることが出来たこと、本当に感謝です。イエス様の御心であるなら、これからもこうして、被災地に住む人の「心」を持ち帰り、関西で伝え、歌って、義援金と共に地元から「心」をまた東北に持って行く、伝書鳩のようになりたいと思っています。支援とか復興とか、漢字にすると大それたようなことに感じて「自分なんかには出来ることは無いのかも知れないな」と思っていましたが、主は必ずその思いや行いに千倍万倍の励ましと力を与えて下さいました。ちっぽけな野の花の種に、恵みを下さって、被災地で花を咲かせて下さる主に感謝して、これからも種を蒔き続ける人でありたいと思っています。
最後に、このコンサートを支え携わって下さった皆さん、東北ボランティア同行に際して執り成しお祈り下さった皆さんに、心からありがとうございます。主に在りて感謝!







大震災チャリティーコンサートの成功を喜ぶ(2)ー蒔いた種から沢山の花が咲いたー

大震災チャリティーコンサートの成功を喜ぶ(2)
―蒔いた種から沢山の花が咲いた―

上原節子

 きっかけは籠谷姉からの「上原さん何か一緒にイベントせーへん?」という言葉ではじまりました。私が演奏家の人達と交流があるのを知って声をかけて下さったのでしょう。「うん。いいよ」とその時は軽く挨拶程度。それから一、二週間たって籠谷姉から「あの話、海の日はどう?」スケジュール表を見ながら「大丈夫!」。すると籠谷姉が「私、いーちゃん(こじまいづみ姉)に声をかけるけど上原さんは誰かいい演奏家知ってる?」と聞いてきた。すぐに頭に浮かんだのはお享さんこと来生享子さん。老人ホームのボランティアで知り合って以来、お享さんの歌と三線の大ファンであり大親友。そして最近お享さんとユニットを組んでいるジャンベの森川くん、お享さんの三線に絡む森川くんのジャンベは絶妙。そしてクラッシックのピアノ界では、断然たくやくん(鯛中卓也)。かつて私がひどいうつ病で、死ぬことばかり考え、感動する心もなくしてしまった時、偶然であった卓也くんの弾くモーツァルト、その響きの美しさに、胸につかえていたものが涙となって溢れました(当時卓也くんは高校一年生)。
 籠谷姉に是非この人達をとお願いしました。いづみ姉が地元高砂に帰って来られ、初めての打ち合わせ。いづみ姉の口から「私、やえっち(八重尾雄太さん)呼ぶ!」の言葉に、〝えっまさか!〟三年前からの夢が叶った瞬間。
 話しは三年前、雄太くんとお享さんと私の経営する託児所(マナアイランド)の子ども達と音楽活動をしていた頃、三人でお茶を飲みながら音楽の夢を語り合った時、「私、高砂教会で卓也くん雄太くんお享さんが同じ日に演奏するのが夢やねん。」と思わず言ってしまったのですが、この二人と卓也くんの面識はなく、この時クリスチャンになる気なんてまったくない私が、言ってしまってから「何を言ってんだろう」と思ったのですが、自分の人生に大きく係わった三人の演奏を、高砂教会という賛美の素晴らしいステキな空間で、多くの人と共感したいと、不可能ながらも強い思いがありました。それがいづみ姉の言葉で成就。
 「神様はなんて素晴らしい!」そして会場は教会から、高砂文化会館の千人ホールへと、神様の大きな計画を実行する為の舞台となって実現したのです。ハレルヤ!
 しかし神様は私達に大きな試練を与えられました。千人という高いハードル。打ち合わせと共に内容はどんどん良くなっていくのに、それに反映しないチケットの売り上げ。卓也くん雄太くんお享さんの三人にはコンサートの度にチラシ配布をお願いし、私はとにかく走るしかない!チラシとポスターを持って置いてくれそうなところをしらみつぶしで回りました。血相変えて走り回ってる私の様子を見て、「私そこのスーパーの経営者知っとるから貼ってきたろ」とか、「私の教室で配ったげるわ」とか、たまたま出掛けたところでの偶然の出会い。人の親切がうれしくて、とてもありがたかった。
 七月に入っても思わしくないチケットの動きに運営スタッフ間にも不安と焦りのかげがではじめました。私も体重は二キロ減り、じっとしてるとおしよせてくる不安、胃が傷み情けない自分と向き合い祈る日々-。そして迎えたコンサート当日、予想をはるかに超え集まってきた人たち、教会の多くのボランティアスタッフが溢れんばかりの笑顔でお客様を案内する光景。今日は一生の宝物。多種多様なジャンルの音楽やパフォーマンスに音楽の祭典となったコンサートホール。いづみ姉の臨場感あふれる歌声、舞台と客席が一つになった祈り。天の窓が大きく開かれ、会場全体を感動の渦に巻き込んだ第二回東日本チャリティーコンサート。
 参加人数八九三人。集まった義援金も四十万円を大きく超えた。蒔いた種から沢山の花が咲くと実感した七月十六日、海の日。全てに感激!








日本キリスト教団 高砂教会  
〒676-0015 兵庫県高砂市荒井町紙町1-34  TEL-079-442-4854 FAX-079-442-4878
Copyright (C) 2010 Takasago Church Corporation. All Rights Reserved.