月報 2014 11月

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世代交代という大きな転機を前にしてー今こそ熱心な祈りが必要ですー

 世代交代という大きな転機を前にして
 ―今こそ熱心な祈りが必要です―
 北 村 恵

ときに、アマレクが来て、イスラエルとレピデムで戦った。モーセはヨシュアに言った。「我々のために人を選び、出てアマレクと戦いなさい。私はあす神のつえを手に取って丘の頂に立つであろう」。ヨシュアはモーセが彼に言ったようにし、アマレクと戦った。モーセとアロンおよびホルは丘の頂に登った。モーセが手を上げているとイスラエルは勝ち、手を下げるとアマレクが勝った。しかし、モーセの手が重くなったので、アロンとホルが石を取って、モーセの足下に置くと、彼はその上に座した。そして一人はこちらに、一人はあちらにいて、モーセの手を支えたので、彼の手は日没まで下がらなかった。ヨシュアは剣にかけてアマレクとその民を打ち敗った。出エジプト記17:8-13

 2015年4月1日より、手束主任牧師先生は、元老牧師先生へ、新谷副牧師先生は、主任牧師先生へ就任なさいます。小森宣教師先生ご一家はこの12月より未伝部族宣教へと旅立たれます。そして新田副牧師先生、アンドリュー・カウンセリング牧師先生が教会の新体制を支えていかれます。
 1973年4月、「私はこの地で骨を埋める覚悟で、これからの牧会を始めます」の第一声で手束牧師先生の高砂教会牧会が始まりました。それからの四二年間、聖霊降臨による神様からの選びの教会は、教会分裂を引き起こし、牧師批判や攻撃の嵐が吹きすさびました。その中を祈りと勝利の十字架を見上げる信仰でわずか十数名の教会を七百数十名の教会へと育て上げ日本で有数の教会となりました。そのご労苦は言葉では言い尽くせないなみなみならないものがあります。あの新会堂建設の怒濤の日々を超えて、素晴らしい教会堂が立ち上がり、今では、教育館、迎賓館兼牧師館、納骨堂、宣教センター、研修センターを有するまでに右に左に大きく増え広がって主の栄光を表す教会となりました。 新しい会堂が建ちあがった1988年、提示された三つの理念が、今や次のように整えられ掲げられています。
一.カリスマ刷新運動を推進する。 聖霊の恵みを甚大に受けた川本政之介牧師による伝道によって一九〇〇年高砂教会創設。その七五年後、教会修養会の席上で教会に聖霊が降るという絶大な恵みを体験した教会として、日本キリスト教団の信仰に聖霊の炎を点火していくという聖霊刷新運動の推進。
二.日本民族総福音化運動に仕える(その先駆けとして、一千人教会構築を目指す)。 今まで韓国台湾の教会との交流を通して、正しい日本の歴史認識へと導かれ、日本人がいかに間違った歴史認識を押し付けられ洗脳され低いセルフイメージにがんじがらめにされていたかが露呈されました。イエス様の救いこそ日本人がそのところから解放され高い自己認識と誇りを取り戻し、魂の空虚感を埋めることができるもの。日本人の救いのために日本民族総福音化運動を推進していこう。その拠点地の教会として、一千人教会を構築。
三.世界宣教。神の国の拡大と完成のために福音を聞く可能性のない未伝地部族に高砂教会から宣教師を送り出す。
私たちの教会に起こされた祝福を日本中に知らせ、神の国の実現のために仕えていくというこれら一つ一つが日本で初めて打ち出される先駆的理念です。
  そして今、元老牧師体制という第四番目の先駆的な事柄をなそうとしています。韓国の教会では一つの教会に20年以上仕え、多大な貢献をなした牧師が七〇歳を機に元老牧師として推戴するという慣例がありますが、日本では前代未聞の事柄なのです。団塊の世代が定年退職し、世の中も世代交代の時代です。 最近私はショッキングなニュースを耳にしました。アメリカ、カリフォルニアにあるメガチャーチ、ロバート・シューラー牧師創設のクリスタルカテドラル(信徒数7000名)が約40億円以上もの負債を抱え破産したというのです。後継者問題が悪化したことが原因でした。またある教会では、創設者牧師が引退された後、後継の牧師の不祥事で教会内が混乱し、創設者牧師の高い伝道理念は挫折してしまいました。そんな教会に在籍している信徒たちは信仰どころではなく混乱し散らされたことでしょう。又、神の御名を汚すことになってしまいました。神様がどんなに悲しんでおられるか胸が痛みます。このような世代交代の問題を見るにつけ、手束牧師先生の先見の明に、深く感謝しないではいられません。元老牧師体制とは、たとえて言えば、徳川家康の採った次世代養成と理念のバトンタッチ政策のようなものではないかと思います。関ケ原の合戦で天下を取り、勝ち取った征夷大将軍の位を、わずか三年で息子秀忠に譲り、駿河の駿府城に隠居して、孫の家光の代まで幕府の統治体制を盤石なものとなるように背後から貢献しました。そのように、これから先、次世代になっても神様から頂いたヴィジョンを達成する教会となるように、元老牧師として信徒の信仰を強め励まし見守って、主の栄光のために働いていかれるのだと私は思います。神様から頂いた教会の壮大なヴィジョン、歴史、信仰、教会形成のノウハウなど、引き継いでいくべきことがたくさんあります。それらをしっかりと私たちは次世代へつないでいかなくてはなりません。世代交代によって後退することは出来ないのです。 
 最近、就眠中に慟哭の叫びを上げられる牧師先生は、その悲しみの根拠を探っていくうち、手塩にかけて育て上げた高砂教会の主任牧師としての地位を退いていくその喪失感がわずか二歳で実の母親と死に別れた時の封印されていた底知れぬ深い喪失の悲しみを刺激しているものであると気づかれました。「高砂教会は私手束牧師にとってイサクである。神様が『捧げよ』と命じられたなら、潔く高砂教会を神様に捧げていこう」と決心され、次期主任牧師の選考委員会が設けられました。熱心な集中した祈りと討議の結果、次期主任牧師として新谷先生が推されました。ご自分は元老牧師として背後から指導し見守っていく決断をされたのです。このとき私たちの教会は花婿イエス様に迎えられる真の神の国の教会となりました。私物化して安直な選抜や所謂親族等の後継者ではなく、神様のご意志を聴いていく神様第一の信仰が、代表の主任牧師先生から提示されたのです。私たちの教会は常に神様の御計画を大切にし神様に聴き従い神様を畏れる教会として立つこととなりました。かけがえのない我が子イサク即ち高砂教会を捧げるという身を引き裂くような喪失感です。しかし神様がアブラハムの献身を喜ばれ祝福されたように、この捧げ物によって神様に喜ばれる主の栄光表わす教会となると確信します。私たちの教会はこの地上における神の国の実現と日本の宣教のために雄々しく羽ばたいていくに違いありません。
 そこで肝要なことは、世代交代につき物の悪魔の攻撃をかわし、新しい主任牧師先生がしっかりとこの教会のヴィジョンにのっとって神様の教会を立て上げていかれるのを支えることです。それは取りも直さず私たち一人一人の祈りにかかっています。日本の教会がまだ考えても思ってもみなかった壮大なヴィジョンを神様から知らされ、その使命を与えられ、そしてそれを率いていく素晴らしい器である人材を与えられました。それぞれの先生方がそれぞれのポジションにつき神様の召しに従って思いっきり素晴らしい働きが出来るかどうかは、私たちの祈りにかかっているのです。私たちの祈りが鍵なのです。私たちの祈りが神の国の計画を妨害しようとおそってくるサタンの攻撃に打ち勝つ秘策なのです。ですから、愛する兄弟姉妹、祈祷会で、主のみ顔を仰ぐ祈り会で、早天祈祷会で、祈りを結集していきましょう。私たちの教会が主から頂いたヴィジョンを達成出来る教会へ成長することが出来るように熱心に祈っていきましょう。神さまは「この群れを愛する」と宣言されています。私たち一人一人が神さまから愛される高砂教会なのですから。
















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