月報 2019 4

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主任牧師五年目を迎えて―教会も家庭も個人も輝く教会を目指して―

主任牧師五年目を迎えて
 ―教会も家庭も個人も輝く教会を目指して―

主任牧師 新 谷 和 茂

二〇一六年一〇月の月報に私は投稿させて頂き、下記の様な書き出しをさせて頂きました。

私には夢があります。高砂教会で多くの人々がイエス様と出会い、その人生が変えられ、喜びと希望がこの教会から溢れ流れています。
私には夢があります。高砂教会に沢山の子供達が集まり、笑顔一杯で讃美し、主を礼拝しています。
私には夢があります。高砂教会で沢山のクリスチャンホームが誕生し、家族でイエス様を信じ仕えている喜びと祝福を流し出しています。
私には夢があります。高砂教会の礼拝と交わりが天国を映し出し、人々がこの教会で天国を体験しています。
私には夢があります。高砂教会の若者達が、信仰の火に燃えて、福音を携えて伝道に出かけています。
私には夢があります。高砂教会が揺り籠から墓場(天国)までのコミュニティを形成し、各世代が共に祈り合い、助け合って人生を分かち合っています。
私には夢があります。日本が世界宣教のアンカーマンとなり、高砂教会がその流れの中にいます。

 この文章を書いてから三年弱が経ち、主任牧師に就任してから五年目に入ります。主任牧師としてまだまだ充分な働きができているとは言えません。なんとか主任牧師という肩書きに慣れてきたところです。これから、様々な経験をしながら、人間的にも霊的にも拡げられ深められる必要があります。七〇歳の定年まで十四年、主から託される働きに精一杯仕えさせて頂きたいと思っています。
 さて、冒頭の夢を読み返してみて思うことは、やっぱり今も同じ夢を見ているということです。
 数年前より人財開発コンサルティング会社アチーブメント社の研修を学ばせて頂いております。その研修のなかで多くの気づきと発見があるのですが、その中で私が強く願わされたことは、教会(セルグループ等も含む)+家庭+個人が別々の土台で活動しているのではなく、それぞれ規模が違うだけで、「三つの愛(神様と求道者と自分や教会の仲間への愛)と神様の栄光」という共通の土台の上で教会も家庭も個人も活動できるようになるということです。この事が浸透すればどんなに力強く効果的に働きを進めていくことができるでしょうか!別な表現をすれば、教会+家庭+個人の三つの歯車がしっかり噛み合ってこそキリストの身体としての栄光が現れる教会になるのではないか!ということです。教会、家庭、個人がトリプルウィンの関係で結ばれ、祝福された教会を目指したいということです。
 神様は人を御自身のかたちに創造されました。それは神様の栄光を反映する存在として男性と女性を創られたということです。人を見れば神様の素晴らしさが見えてくるということです。その男女が結婚して家庭を築きます。ならば家庭もまた神様の栄光が宿る場所であるはずです。
 ところがサタンの誘惑によってアダムとエバは罪を犯したため、人も家庭も神様の栄光を充分に現すことができなくなり、却って混乱と惨めさがそこに入ってきてしまいました。
 そんな人類に神様が救いの手を差し伸ばして下さいました。それがイエス様です。イエス様は十字架と葬りと復活と昇天を通して、人類の救いを完成して下さいました。その救いは、私達の罪を赦すことによって神様と私達ひとり一人の関係を回復し、サタンの働きを打ち砕き、聖霊を私達の内に注ぐというものです。
 この救いを頂いた私達ひとり一人は生活や人間関係、仕事などを通して神様の栄光を現す者へと変えられていきます。そして未信者達に生き様と言葉を通して伝道し、神の国を人々に届けていきます。
                     更に家庭においても、イエス様を中心とした幸せな家庭が形成され、神様の栄光が現されていきます。そこから四世代先に続く信仰継承の連鎖が起こります。そんな家庭が神の国のショーウィンドウとなって福音が立体的に地域の人々に証しされていくことでしょう。
 そんなクリスチャン達と家庭が集った教会は神の大家族を形成し、礼拝、祈り、小グループの交わりなどを通して神様の栄光が宿るところとなります。更に個人や家庭ではできない規模の伝道や宣教に従事することができます。私達の教会で言えば、聖霊による日本の教会の再生、日本民族総福音化運動、そして世界宣教です。
 二〇一五年度から「神の国を体験する教会」を共通標語として掲げています。「神の国」という言葉は、イエス様の宣教の中心テーマです。福音書に記されている通りイエス様が行かれるところに神の国が訪れ、悪霊が出て行き、病が癒され、生きる希望を失った人々に希望とやる気が起こされて、人生が変えられて行きました。ですから神の国とはイエス様そのものだということができるし、イエス様の臨在が訪れるところに神の国が現れます。正に神様の栄光です。
 標語の副題を振り返ると、一年目は「礼拝」、二年目は「礼拝と伝道」、三年目は「聖霊の火を燃え立たせる(聖霊降臨四十二周年記念)」、四年目は「バージョンアップ」です。特に四年目の昨年度は、天外内ライフを教会全体で導入いたしました。天外内ライフについて詳述はできませんが短くまとめます。これは神様の栄光を現すための日々の実践です。「三つの愛の関係=神様と自分と隣人を愛する」ことを、天外内という循環で各自が祈りの中で神様の声を受け取りながら、家庭・地域・学校・職場で実践する生き様礼拝のことです。しかも天外内としているのは、第一の天=神様を愛し従うことを第二の外=未信者への関わりで実践し、第三の内=自分や教会の仲間達との交わりです。各自が天外内ライフで実践したことを定期的なセルグループや小グループにピットインして持ち寄り、分かち合い、励まし合い、祈り合って再び外へを送り出されていきます。更に聖日礼拝で神の全家族と共に礼拝し、神様の臨在の中で癒され力づけられ、イエス様の弟子としての価値観や使命がリセットされて送り出されていきます。この天外内ライフによって、日曜日以外の信仰生活が外向きサイクルになるようにというのが狙いです。
 二〇一九年度は「神の国を体験する教会5~教会愛を深め、具体的に実践する」をテーマに歩みたいと思います。勿論、バージョンアップと天外内ライフは底辺に流れ続けています。使徒行伝二章、聖霊降臨で誕生した教会の大きな特徴の一つは、周囲の人々から尊敬され好意を持たれたということです。それはヨハネ福音書でイエス様が弟子たちに言われた「もしだれでもわたしを愛するならば、わたしの言葉(互いに愛し合う)を守るであろう。そして、わたしの父はその人を愛し、また、わたしたちはその人のところに行って、その人と一緒に住むであろう」(ヨハネ十四章二十三節)の成就です。アンテオケで弟子たちが「クリスチャン(イエス様が内に生きている者、イエス様の似た者家族)」と言われたことも、イエス様の言葉「互に愛し合うならば、それによって、あなたがたがわたしの弟子であることを、すべての者が認めるであろう」(ヨハネ十三章三十五節)の成就です。神様によって救われた私達は神様を愛し、神様に献身するだけでなく、神の家族を愛し、神の家族に献身することが求められています(詳細は総会資料の新年度方針や今後の説教で分かち合います)。
 この小論で私が神の家族である皆さんと最も分かち合いたいことは、教会の歩みと家庭の営み、個人生活は別々のものでなく、規模の違いはあるけれども、「神様の栄光と三つの愛」を共通土台として一つに重なり合えるということです。これからも神様の素晴らしさを個人、家庭、教会を通して現すために歩んで参りましょう!






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