月報 2019 7

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“台湾リバイバルツアー”の感動(1)―高砂教会二頭体制の祝福に気付いた―

“台湾リバイバルツアー”の感動(1)
 ―高砂教会二頭体制の祝福に気付いた―

佐 川 千 秋

今回の台湾で多くの教会を訪問しましたが、私が一番印象に残っている教会は新店行道会でした。特にそこでの研修会は圧巻でした。張茂松先生と息子の張光偉主任牧師先生が同席されていました。その中で張光偉主任牧師先生は父である張茂松先生のヴィジョンを叶える事が私の夢だとはっきり語られた時に、私は本当に感動しました。それは後任者は前任者を尊敬する事が大切でありその方向性をも受け継ぎ互いに愛し合い支え合う事が必要であるという話が出ている研修会の中での発言でした。
 その研修会の中で前任者の張茂松先生から後任者の張光偉主任牧師先生に引き継がれた時に何もなかった訳ではないとも知りました。張茂松先生は礼拝は厳粛で伝統的なスタイルでと思っておられたそうでワーシップ形式の礼拝は初めは受け入れられなかったそうです。また、今の会堂は照明は画像で映した時に顔色が変わらないようにする為自然の光が一切入らないように計算されていて、足元にはモニターもスピーカーも何カ所もあり、説教者がマイクを持ちながら動いて説教しても音が聞こえるようにしてあります。現代的な雰囲気が満載です。そんな会堂も張茂松先生は実は本当に大嫌いだったのだそうです。しかし、ある時、主ご自身が張茂松先生に語られて思いが変えられていったのだそうです。その話を目の当たりに聞いた時に、牧会者には本当に主ご自身が介入されるんだと知りました。そして、牧会者には主ご自身が介入されるのであるならば、信徒である私達は背後で執り成し祈ることが大切なんだ、つい、人間なのでああだこうだと言いたくなってしまう時もあるけれど、それはもしかしたら知らず知らずのうちに教会の一致を乱すことにもつながってしまうかもしれないんだとこの話を通して学びました。
 現在、高砂教会は手束元老牧師先生と新谷主任牧師先生の二頭体制で進んでいますが、その体制が組める事自体が実は恵みであり祝福であるのだという事にも気づかされました。就任5年目の新谷主任牧師先生に40年以上もの経験を積まれている手束元老牧師先生が共におられる事でむしろ祝福され守られているのだと研修会の学びの中で知る事が出来たからです。人知を遥かに超えて働かれる神様の最善はなんてすごいのだろうと思わずにはいられませんでした。この事を知るために台湾へ行きなさいと言われたのかもしれないと思わされました。高砂教会の中にいると整えられている環境に恵み慣れしてしまって気づけない事も、一歩外へ出て視点を変えて見た時に高砂教会は何と祝福され恵まれた環境にあるのだろうかと実感しました。台湾帰国後すぐの勧士執事会の中で、早速新谷主任牧師先生は手束元老牧師先生の立てられた3本の柱のヴィジョンをしっかりと共有された上で、どう広げられていこうとされておられるのかを語って下さり本当に感動しました。
 今回新店行道会以外にも多くの教会を訪問しましたが成長している教会に共通している事は、聖霊様を本当に大切にしている、教会の一致、セルグループや養育システムの充実、早天祈祷会を含めた祈祷会の祝福…のように思いました。それも、ねばならないではなく主を喜んで楽しんでしているのが共通して流れ出ていました。また伝統的なものと現代的なものが上手に共有されているなあとも思いました。伝統的な教会の中にworship礼拝のできるフルバンドがスタンバイされている。オルガンもどちらにも対応できる大きさのものがおかれていたりする。台湾のリバイバルしている教会を見て色々な意味でもっと視野を広げて頭を柔軟にして考えていく必要あるように私は感じました。伝統的な厳粛な礼拝とITを駆使した目と耳から情報がバンバンとくるworship形式の礼拝。もしかしたら、これからの時代は全ての世代が主を喜び楽しんで福音を伝える場となるべく、その両方が聖堂でも出来る聖日礼拝が求められていくのかもしれないなと感じました。親日でありどこか日本と雰囲気の似ている台湾の教会。日本にあった形にカスタマイズして良いものを取り入れていくのは方法の1つとして良いのではないかと思いました。本当に中味の濃い7日間でした。一歩踏み出して台湾に行って本当によかったです。また是非行きたいです。





“台湾リバイバルツアー”の感動(2)―台湾の牧師にハマりました―

“台湾リバイバルツアー”の感動(2)
 ―台湾の牧師にハマりました―

松 本 妙

 出発前に手束先生から「この旅行は只の観光旅行ではありません。台湾は悪霊の働きの強い所なので早天と祈祷会には必ず出席し、十分に祈ってから出かけてください」と何度も言われました。普段はご無沙汰ばかりしておりますが、この度ばかりは不届き者の私の為に、皆様方にご迷惑がかかっては大変と、急遽、1回ずつではありますが、出席致しました。その甲斐あってか、悪霊に見舞われることは1度も無く、大いなる喜びと祝福と感動を胸に、無事に帰国することが出来ました。
 旅行前日に、私は風邪を引き、万全とは言い難い体調のまま日本を後にしたのですが、幸いなことに、木曜日の夕方新店行道会の祈祷会で、癒しの為の招きがありました。私は出国前から風邪のため腰が痛くて床に手が届かなくなっていましたので、早速前に出て祈っていただいた所、2日後には痛みは取れ、床に手が届く様になりました。普通の観光旅行であれば、1度体調を崩せば、良くなる見込みは先ず無く、帰国を待って医療機関に直行という事になりますが、リバイバルツアーでは、出発前よりも元気になって帰国する事が出来ました。この辺りが普通の観光旅行とは決定的に違う点だと思いました。
 6月30日最終日の早天の折、台湾の先生方のために祈ったのですが、お一人お一人の顔が目に浮かんだ途端、涙が溢れて止まりませんでした。というのも、台湾の先生方は誠実で気高く、限りなくイエスキリスト様に似ておられる方が多かったからです。前日にお話しをして下さった張茂松先生のご子息の張光偉先生も見るからに誠実そうで、俗っぽい所は微塵もありませんでした。どうして台湾にはイエスキリスト様を彷彿させるような清らかな感じの方が多いのだろうと不思議に思っていましたが、張光偉先生のお話で謎が解けました。台湾では霊的指導者が弟子を育成する場合、テキストや教材は用いず、イエスさまがその昔12弟子と共同生活を送られたように、長期間、寝食を共にし、霊的人格そのものを肌で直接弟子に伝えるのだとおっしゃっていました。
この他にも各地の教会で、牧師先生から有益なお話を伺う機会に恵まれました。例えば、ある先生は、祝福を受ける為には賜物よりも品性がより重要であるとおっしゃっておられました。つまり、私達が日頃常に気に掛けている能力よりも、態度や人柄の方がはるかに重要であるということで、私にとっては正に寝耳に水、かなり衝撃的な言葉となりました。
 台湾では昨今、ロック調の音楽と華やかなレーザービームを駆使した若者向けの礼拝や祈祷会が多いのですが、先ほどの張光偉先生は「真の礼拝にとって、実はこのような音響設備等は一切必要ないのです。真の礼拝とはただただ神の臨在を体験するというこの一事に尽きます」と断言されておりました。
 私は張光偉先生の礼拝に対する姿勢に、深く胸を打たれました。相対的に、台湾の方々は牧師先生から信徒の方に至るまで、日本人よりもはるかにひたむきで、一途な強い信仰を持っておられるように感じました。例えば、江子翠教会では信徒数が数人の段階で早々とカレンダーに洗礼式の日取りと目標人数を掲げ、その後、祈りに専念する中で、次々と受洗者が起こされ、当初の計画通り洗礼式を執り行う事が出来たという、なんとも羨ましい話を聞きました。また別の教会では、資金の目処が全く立っていない段階で、新会堂の青写真を描き始め、その後、祈りに専念する中で巨額の資金が集まり、祈ったとおりの会堂を次々に建設することができたという事でした。そのような事例から私は神に祈りを聞いていただく為には先ず、〝信仰ありき〟で神の必要を祈れば良いのだということに気付きました。
 いよいよ最終日、フェアウェルディナーの終了後、張先生が私達に励ましのメッセージを語って下さいました。「日本の皆さん。信者の数ばかり気にする必要は全くありません。考えてもみて下さい。イエス様の教会だってわずか12名だったじゃないですか。しかもそのうちの一人は裏切り者だったのですよ。ですから日本の殆どの教会は、イエス様の教会のはるか上をいっています。そして、たとえ人数の少ない教会であっても、神様から見れば、牧師1人1人は尊い存在であり、信徒1人1人が神の臨在を体験する事こそ、まことの信仰なのです」。このように張先生は必死に私達を励まし慰めてくださいましたが、私としては慰められれば慰められるほど、悲しさと悔しさが募り、ただただ〝羨ましい〟の一言に尽きる思いがしました。
 1日も早くわが日本に、台湾のようなリバイバルが起きることを切に願わずにはおられませんでした。







“台湾リバイバルツアー”の感動(3)―もっとITを活用すれば、日本でもリバイバルは興る―


“台湾リバイバルツアー”の感動(3)
 ―もっとITを活用すれば、日本でもリバイバルは興る―

神 澤 輝 和

 6月25日から1週間の台湾リバイバルツアーに夫婦で参加した。私は77才、受洗3年半のビギナー。妻は74才、受洗8年である。出発の2週間前に、北村恵姉からこのツアーに参加するよう強く勧められた。ツアーそのものの訳が分からず、結論を出さなかったが、その夜急に行ってみようとの思いに至った。実は私には、12年前、旅先で妻が突然脳梗塞で倒れ、救急病院へ運ばれ、一命を取り留めた経験があった。その後、数年ごとに脳梗塞を繰り返し起こしていたが、4年前に奇跡的に東京の医師との出会いがあり、手術は成功、それからの発症は無かった。私は4年ほど前より高血圧や不明の体調不良が続き、フラフラの状態であった。ある恩人の助けで良医に恵まれ、体調はすっかり元気になっていたが、長旅や特に海外への旅は以前の様な事があり、夫婦共に封印していた。しかし、この度の北村恵姉の強い勧めの言葉は、神の「台湾へ行け」という強い指示だと理解した。
 まず高雄に着いた。それから台南、台中、台北の大都市の11の教会を訪問するというタイトなスケジュールが想定された。
 1番目に訪問した武昌教会で、台湾全体のリバイバルの説明を受けた。データの示された24年前1995年をベースにして、教会数2200アップして現在は約5000軒。2000人以上の教会は約10軒となっている。また、8番目に訪問した台北の卓越北大行道会の林牧師からは、2011年から2018年の9年間で1800人になったとお聞きした。毎年、受洗者数は200人で、現在総受洗者数2885人である。総じて言えることは、ここ十数年で台湾のリバイバルはドラスティックに進んでいるという実感であった。手束元老牧師は、31年前から台湾の要請で現地に入り、そのリバイバルに貢献され、そのお陰で、今回ホスト教会新店行道会張茂松牧師からの歓待を参加29人の牧師、信徒らが受けた。神の深い日本に対する愛を感じた。
[ビギナーの独り言]
 初日、高雄でのFIGHT・K・churchでの2000人は入るであろう礼拝堂の大舞台での水曜礼拝では、強烈な大音響や、7色のめまぐるしいスポットライト、説教の字幕。それに両手を挙げ、声を上げて応える信徒たち。まるで長渕剛のライブを目の当たりするようだった。そこで牧師が大きな舞台を使い手振り身振りで舞台を駆け回り、メッセージを1時間ほど叫ぶ。私には大きなカルチャーショックだった。何処の教会も軽めの椅子だけで、殆どの人が聖書を持たず、スマホを持つ人が多くいた(是非はあると思うが)。中でもホスト教会の張牧師の言葉が印象に残った。「牧師は、言わばレストランのオーナーだ」「いろいろな客の要望に応えるため、いろいろな料理を用意せよ」「牧師は19世紀の人に語るのではなく、21世紀の人に語れ」とも言われた。
 台湾のリバイバルは間違いなく興っている。それも急速に。我国は完全に遅れている。一般的に日本のキリスト教徒は、人口の1%と言われる。それも減少気味と伝えられている。台湾の牧師の間でもそう言及される牧師もいた。だが果たしてそうだろうか。IT(情報技術)先進国の台湾でのリバイバルは、この事と無関係では無いと思う。手束元老牧師が掲げられた〝日本民族総福音化運動〟は台湾に来てはじめて、この壮大な計画を理解できた。私は神のご意向も含め、日本の歴史ほど神の意に適う誇らしい歴史を持った国はないと強く思っている。「この運動は必ず日本で成る」という強い気持ちで臨めば成る。ITも含め、この新しい時代のツールを生かさない手はない。成さぬは、それぞれのリーダーが成さぬからだと思う。
 今回のミッションは、張先生をはじめ、ホスト教会の皆さんに感謝することと併せ、通訳の柴田結子伝道師の力強い伝達力、そして何よりタイトスケジュールにもかかわらず、私達夫婦の体調を支えていただいた神に只々感謝の想いしかない。そして特に若者達に大いなる期待と希望を持って帰国の途に就いた。




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